【代表 李より】
私自身、生活困窮世帯が多い地域に生まれ育ち「格差」 や「貧困」を目のあたりにして生きてきました。登下校中に路上生活者の方が凍死して運ばれるのを目にすることもありましたし、複雑な家庭環境で育つ友人や、経済的な要因で希望する進路が叶わず、夢を諦めないといけない同級生も多くいました。「可能性があるにも関わらず、生まれた地域や家庭環境で人生が制限されている人がいる」ということを、幼い頃から強く実感してきました。
その後、大学では、地元とは正反対の世界を目にすることになりました。私の通っていた東京大学には、世帯所得も文化資本にも持ち合わせた人が多く、日本にも「階層」があることを知ったんです。課題の現場をリアルに知る自分だからこそ「子どもの貧困」という社会課題の解決に取り組むべきだと思い、Learning for All の活動を始めました。
①子どもたちひとり一人に向き合う
複雑な課題を抱えた子どもたちひとり一人に向き合いながら、居場所づくりや学習支援など、子どもの成長段階に合わせて必要なサポートを6〜18 歳までを対象に切れ目なく行う「地域協働型子ども包括支援」を展開しています
②仕組みを広げる
全国にある他子ども支援団体や企業にこれまでLFAが培ってきた実践的な支援のノウハウを提供。日本中の子ども支援者がつながるネットワークづくりにも取り組むことで、
「地域協働型子ども包括支援」の全国展開を推進しています。
2021年度には子ども支援者のための専門ポータル『こども支援ナビ』も開設。子ども支援に必要なノウハウが凝縮いる本サイトは、年間約25,000人の方にご利用いただいております
こども支援ナビ:https://childsupport-navi.com/
③社会を動かす
現場での活動を活かしながら、問題の本質的な解決を目指すには世論の形成や、社会の仕組みを変えていく必要があります。LFAは現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。
以上3つのアプローチで、困難を抱えた子どもたちの早期発見から支援提供まで実施しています。
学習支援:毎週水曜日(18時~20時)と土曜日(午前中)
居場所づくり支援:毎週月曜日から金曜日の15時~20時
中高生相当を対象として居場所づくりの支援:水曜日から金曜日の15時~20時
※年末年始や祝日はお休みの場合がございます
※各拠点によって開催日時が異なる場合はございます
東京都(葛飾区、板橋区)、埼玉県(戸田市)、茨城県(つくば市)、兵庫県(尼崎市)の小学校や公民館、または自主運営の拠点
小学生〜高校生世代(6〜18歳まで)
基本無料
①支援児童数
これまでにのべ9,500人以上の困難を抱えた子どもへの無償の学習支援や居場所支援を実施
②全国にある他子ども支援団体と協力すべく基金の立ち上げ
全国の子ども支援団体に伴走する基金を立ち上げ。2021年度は9つの子ども支援団体に助成が決定し、LFAのノウハウを活かした研修も実施
③東京大学との教育・研究交流連携事業を開始
2021年より開始。東京大学の学部生、大学院生がLFA で学習支援や調査・政策立案の活動に従事することで知見を深めていくことや、子どもの貧困や格差の解消へ向けての共同研究を推進していくこと等も今後予定しています
李 炯植(り ひょんしぎ)
1990年、兵庫県生まれ。
東京大学教育学部卒業。
東京大学大学院教育学研究科修了。
2014年に特定非営利活動法人Learning for All を設立、同法人代表理事に就任。これまでにのべ9,500人以上の困難を抱えた子どもへの無償の学習支援や居場所支援を行っている。
全国子どもの貧困・教育支援団体協議会 副代表理事。
2018年「Forbes JAPAN 30 under 30」に選出。
【お問い合わせフォーム】https://learningforall.or.jp/contact/
【ホームページ】https://learningforall.or.jp/
参加方法や各エリアの開催日時など詳しい情報は一度ご連絡くださいませ
特定非営利活動法人 ひたちNPOセンター・with you(日立市他)
子どもの居場所&フリースクール 花音~hane~(ひたちなか市)